原書は「IL NOME DELL A ROSA」Umberto Eco 1980.
中世イタリアのキリスト教修道院を舞台に、ある目的のために訪れた修道士と見習い修道士が、僧院で次々と起きる事件の謎に挑む話。
情景、場面があちこちに移り、話が横道にそれて細々と描写するため、本筋がほとんど進まない。
近年のエンターテインメント作品とはちがい、読むのに根気が必要で、個人的に得るものはなかった。
著者 エンベルト・エーコ
訳者 河島英昭
ISBN 4-488-01351-1
発行年 1990-1