原書は「Representative Men of Japan」1908年。
明治期に著者が思う代表的日本人を英語で紹介したものの翻訳本。
西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮上人の5名を紹介している。
西洋のなにもかもがすばらしいとされた時代に、著者が思う日本を代表とする5名のすばらしさを紹介している。
明治期の著作なので封建的な部分やナショナリズムに感化された部分も見られる。人のどの部分をすばらしいと思うかは時代や個人の文化によるところが大きく、著者が語るほど5人に共感や尊敬の念は感じないかもしれない。
著者 内村鑑三
訳者 鈴木範久
発行年 1997-9
ISBN 4-00-007164-5
岩波文庫
発行年 1995-7
ISBN 978-4-00-331193-6