2015年12月5日土曜日

ねこのばば

 しゃばけシリーズの3作目。短編を5話収録。
 「茶巾たまご」小説新潮2004年2月号
急に食が進むようになった若だんな。身の回りでも良いことがつづいていて、福の神が来たのではないかと探しますが、そんななか松之助に縁談話があって。
 「花かんざし」小説新潮2004年6月号
ひさかたぶりに外出した若だんなは迷子と出くわしてしまう。この迷子、家鳴りが見えるうえに「帰ったら殺される」と言い出して。
 「ねこのばば」書き下ろし
猫又に猫を助けてくれと頼まれた若だんなは、妖封じの力を持つ僧侶のもとむかいますが、その寺で死体に出くわしてしまう。
 「産土」書き下ろし
店の金回りが悪くなりはじめ、犬神はなんとかしようと思い立つが、そんななか旦那様が妙な信心に通い始め若だんなにも影を落とす。
 「たまやたまや」書き下ろし
放蕩息子になると言ってこっそり家を出た若だんな。病み上がりで向かった先は、三春屋の娘お春の縁談相手だった。この縁談相手のまわりでは良からぬうわさがあり、若だんなも巻きこまれてしまう。

著者 畠中恵
発行年 2004-7
ISBN 4-10-450703-2
★楽天ブックスで「ねこのばば」を探す★

文庫版
発行年 2006-12
ISBN 978-4-10-146123-6
★楽天ブックスで「ねこのばば 文庫版」を探す★