2015年12月30日水曜日

うそうそ

 しゃばけシリーズの5作目。連載長編。小説新潮2005年12月号から2006年5月号。
 箱根に湯治へ行くことになった若だんな。旅立って早々に仁吉、佐助が姿を消し、若だんなのまわりには不穏な気配が。若だんなと湯治はうまくいくのか。

著者 畠中恵
発行年 2006-5
ISBN 4-10-450705-9
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文庫版
発行年 2008-11
ISBN 978-4-10-146125-0
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2015年12月26日土曜日

手織り大全

 機織りの技法を解説した本。
 織機を利用したことがある中上級者向けで、様々な折り方を解説してる。

   著者 箕輪直子
発行年 2011-9
ISBN 978-4-416-81123-8
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2015年12月23日水曜日

連句日和

 東北の震災前後に読まれた連句集。五七五と七七を順番に読んでいる。
 七つの歌仙のうち後半の三つに俵万智が参加している。
 書籍化を考えず個人的なものとして始めているため、歌を読んでいる本人たちにしか通じない雰囲気も多少ある。
 歌と歌に対する各著者の感想などを会話形式でまとめている。

著者 笹公人 矢吹申彦 俵万智 和田誠
発行年 2015-9
ISBN 978-4-426-11987-4
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2015年12月19日土曜日

アルジャーノンに花束を 新版

 1989年4月に早川書房より単行本(改訂版)として刊行されたものを1999年10月にダニエル・キイス文庫版に収録し、NV文庫の新版として刊行したもの。
 活字が読みやすい「トールサイズ」。
 原書は「FLOWERS FOR ALGERNON」1959,1966
32歳のチャーリー・ゴードンは知的障害を抱えていたが、学習意欲にあふれ、利口になりたいと願っていた。
 彼は知能を高める実験に参加し、手術を受ける。利口になれば世界はもっとすばらしくなると思っていたチャーリーだが、知能の上昇は彼に今まで気づかなかったことに気づかせることになる。
 知的障害者という自分をまわりの人間がどのように扱っていたのか、そして母親に虐待されていた過去の記憶。
 経過報告という形でつづられた彼の言葉。そこには知能を高めることだけが幸せでないと気づく彼の姿が記されている。
 ハッピーエンドではないが、最後の経過報告で彼の人生に起きた一連のできごとが、彼にとってまったくの不幸ではなかったことがわかり、少しだけほっとする。

著者 ダニエル・キイス(Daniel Keyes)
訳者 小尾芙佐
発行年 2015-3
ISBN 978-4-15-041333-0
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2015年12月16日水曜日

ダマされない技術

 弁護士が教える詐欺から身を守るための知識を紹介した本。
 ダマされないためには何に注意すればいいのかわかりやすく解説している。
 身を守るために知っていて損はない本。

著者 間川清
発行年 2014-8
ISBN 978-4-86513-008-9
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2015年12月12日土曜日

おまけのこ

 しゃばけシリーズの4作目。短編を5話収録。
 「こわい」小説新潮2005年2月号
仏からも見放された妖「狐者異」。そんな狐者異が若だんなのところにあらわれ、職人の腕が上がる薬があるという。栄吉のため、薬を手に入れようと思う若だんなですが。
 「畳紙」小説新潮2005年6月号
若だんなの見舞い来たお雛と於りん。ちょっとした騒ぎが起きて、あわてて帰った二人だが、於りんは離れから印籠を持って来てしまう。お雛は印籠を預かるが、その夜屏風のぞきがあらわれ、お雛は屏風のぞきに相談をはじめて。
 「動く影」小説新潮2005年8月号
仁吉や佐助が若だんなの所に来る前、若だんなが栄吉とした冒険物語。
 「ありんすこく」書き下ろし
吉原の禿を足抜けさせると言い出した若だんな。いったい何が起きたのか。
 「おまけのこ」書き下ろし
長崎屋で傷害事件が起き、売り物と家鳴りが行方知れずとなってしまいます。家鳴りの冒険話し。

著者 畠中恵
発行年 2005-8
ISBN 4-10-450704-0
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文庫版
発行年 2007-11
ISBN 978-4-10-146124-3
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2015年12月9日水曜日

シリーズ知の図書館1 図説 世界を変えた50の哲学

 哲学的な考え、思想を紹介した本。
 図説となっているが解説に図はあまり使われず、要約しすぎてかえってわかりずらい印象。

著者 ジェレミー・スタンルーム
訳者 田口未和
発行年 2014-4
ISBN 978-4-562-04993-6
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2015年12月5日土曜日

ねこのばば

 しゃばけシリーズの3作目。短編を5話収録。
 「茶巾たまご」小説新潮2004年2月号
急に食が進むようになった若だんな。身の回りでも良いことがつづいていて、福の神が来たのではないかと探しますが、そんななか松之助に縁談話があって。
 「花かんざし」小説新潮2004年6月号
ひさかたぶりに外出した若だんなは迷子と出くわしてしまう。この迷子、家鳴りが見えるうえに「帰ったら殺される」と言い出して。
 「ねこのばば」書き下ろし
猫又に猫を助けてくれと頼まれた若だんなは、妖封じの力を持つ僧侶のもとむかいますが、その寺で死体に出くわしてしまう。
 「産土」書き下ろし
店の金回りが悪くなりはじめ、犬神はなんとかしようと思い立つが、そんななか旦那様が妙な信心に通い始め若だんなにも影を落とす。
 「たまやたまや」書き下ろし
放蕩息子になると言ってこっそり家を出た若だんな。病み上がりで向かった先は、三春屋の娘お春の縁談相手だった。この縁談相手のまわりでは良からぬうわさがあり、若だんなも巻きこまれてしまう。

著者 畠中恵
発行年 2004-7
ISBN 4-10-450703-2
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文庫版
発行年 2006-12
ISBN 978-4-10-146123-6
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2015年12月3日木曜日

古本屋になろう!

 古本屋を営む著者による古本屋についての解説書。
 経営面から見た古本屋について解説していて、古本屋を目指す人に対して、仕入れから販売まで、どうすれば利益がでるのか説明している。
 商売としての古本屋の姿が垣間見える本。

著者 澄田喜広
発行年 2014-8
ISBN 978-4-7872-9223-0
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