2016年9月28日水曜日

ゆんでめて

 しゃばけシリーズ8作目 短編5話収録 連作長編
 「ゆんでめて」小説新潮2010年2月号
左と右、進む道を違えたことで、若だんなの未来が変わる。
 「こいやこい」小説新潮2010年3月号
唐物屋小乃屋の七乃助に縁談が持ちあがり、七乃助は若だんなに相談するのですが。
 「花の下にて合戦したる」小説新潮2010年4月号
遠出をして花見をすることになった若だんなだが、妖たちがかかわるとお花見も一筋縄にはいかず。
 「雨の日の客」小説新潮2010年5月号
大雨が降り続くなか、若だんなのためにお百度参りをしていた鈴彦姫は、悪漢に襲われたところを不思議な女に助けられる。
おねと名のったその女は記憶を失った妖で。
 「始まりの日」小説新潮2010年6月号
生目神は若だんなが道を違えたあの時にあらわれ。

 最初の「ゆんでめて」は時間の経過や物語の変化においてけぼりをくったような不安を感じさせるが、最後の「始まりの日」まで読めば不安はなくなる。

著者 畠中恵
発行年 2010-7
ISBN 978-4-10-450712-2
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新潮文庫版
発行年 2012-11
ISBN 978-4-10-146129-8
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