明治に行われた著者の講演内容を書籍化したもの。
「後世への最大遺物」は1894(明治27)年に講演され、底本は1925(大正14)年に改版して発行されたもの。
「デンマルク国の話」は1911(明治44)年に講演され、底本は1913(大正2)年に発行されたもの。
後世への最大遺物は、自分が生きた爪痕を残したいと思いつつ、金もなく事業を起こす力もない平凡な人間が何を残せばいいか語っている。
デンマルク国の話は、荒廃から復興したデンマークの話。
著者や本の内容について巻末に詳しい解説が載っている。
著者 内山鑑三
発行年 2011-9
ISBN 978-4-00-331194-3