原書は｢American Sniper:The Autobiography of the Most Letal Sniper in U.S. History｣2012。
アメリカ海軍特殊部隊SEALの狙撃手として4回イラク戦争に従軍した経歴を持つ著者の自伝。
生い立ち、軍への入隊、訓練、結婚、実戦について語っている。
生まれた環境か著者の気質かそれとも訓練によるものなのか、戦争へ行くことをためらわず、国と仲間のために引き金を引き続けた心情を綴っている。
戦争に適応し、作戦を遂行できる人間を集め訓練を行うとどのような人間が形成されるのか、平和な日常より戦場での生活を望むものの時間とともに体と心に傷をおい、あるときにそれが一気に問題化する様子が書かれている。
自分たちの正義を信じ、敵に対して容赦をしないアメリカン・カウボーイの物語。
著者 クリス・カイル(Chris Kyle) ジム・デフェリス(Jim DeFelic) スコット・マキューエン(Scott McEwen)
訳 田口俊樹 ほか
発行年 2015-2
ISBN 978-4-15-050427-4
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